家具災害
家具による災害
地震が来た時に、家具はどのようになってしまうと思いますか?
阪神淡路大震災での一例をお話します。
震度7弱の揺れを感じたとき、ピアノのような重い家具でも,強い揺れの時には簡単に家の外に動き出してしまったそうです。
阪神・淡路大震災では、グランドピアノが床を滑ってガラスを壁を突き破り,室外に飛び出たのだとか。ピアノの脚部が折れてしまった例もありました。
強い縦揺れだと,跳ね上がったピアノが,移動防止器具から離れた場所に落下した例もありました。また、本棚や食器棚は平均約3秒で倒れたそうです。棚の中の本や食器は飛び散り、凶器のように鋭い破片があたり一面散らばってしまい,逃げ道が歩行困難な状態になっていたという被災者さんたちの後日談も聞いたことがあります。こうした家具による災害を防ぐために、ピアノには固定ベルトを、棚には、突っ張り棒や飛散防止フィルムを貼っておきましょう 。
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